美容師/vegan beauty salon
中島 潮里
心も体もより自然体なライフスタイルを提案したい
原宿のvegan beauty salon&カフェ「whyte」でトップスタイリストとして働く中島潮里(以下:潮里)さん。
潮里さんがインスタグラムで発信している「オーガニックコスメだけを使ったメイク」の紹介や、環境に配慮したサスティナブルなライフスタイルに女性たちの共感が集まっている。
「小さいころから海の近くで自然に囲まれて育ってきたので、海や山、動物が大好きなんです。だから自然と食事、化粧品、日用品も環境に配慮されたオーガニックのものを選ぶようになりました」
そんな潮里さんは、現在、海にゴミが増えたり環境が汚染されていることに対してとても心を痛めているという。
幼少期のころから遊んでいた地元のビーチが、地球温暖化の影響による海面上昇で海水浴場でなくなってしまった悲しい経験もある。
そこで、現在お店の仲間たちと一緒に月に一度、ボランティアで原宿の街の清掃活動を行っているという。
そして夏になるとビーチクリーンに参加して海岸に捨てられたゴミを拾う。
普段から一人でもゴミ拾いや清掃を積極的に行っているのだ。
化粧品に関しては、商品のコンセプトやつくられた背景を気にしながら選んでいるという潮里さん。
中でも、moani organicsの日焼け止め (UV PROTECT SKIN MILK)がお気に入りだそう。
「初めて使ったときは、とても驚きました。日焼け止めっぽくなくて!
日焼け止めって肌が乾燥しがちで、保湿とはほど遠いイメージを持っていましたけど、これは塗った後しっとりするし、白浮きもしないから使いやすいです。
moani organicsの日焼け止めは、海に有害な成分が入っていないから、旅行や海に行くときも海を汚す心配がなくて気持ちよく使えますし、美容院では窓から日が差し込むので、仕事中も普段から愛用しています。お客様にもおすすめしているんですよ」
そして、屋外で紫外線を浴びた後のアフターケアもmoani organicsのスキンケアを使用していると教えてくれた。
「保湿化粧水 (MOISTURE LOTION)と美容クリーム (MOISTURE CREAM)を合わせて使っています。
モアニの化粧水は、保湿力がありつつも使用感がさっぱりとしているので、紫外線をけっこう浴びたなぁと思う日は、パシャパシャといつもよりもたくさんつけてクールダウンとしても愛用しています。
美容クリーム(MOISTURE CREAM)は、クリームなのにベタベタしないのがいいですね。塗った後もさっぱりとした心地になれます。」
休みの日にアクティブに外に出かけることが多いという潮里さんは、1日の終わりにはゴールデン・ホホバオイル (GOLDEN JOJOBA OIL)を使ってケアをするそう。
「寝る前に髪の毛にもつけています。寝ている間に髪の毛が乾燥してしまうから、しっかりとケアは必要です。
寝ている時も髪の毛って顔につきますよね。moani organicsのホホバオイルなら顔にも髪にも全身に使えるし、寝る前にもいいんです。」
サスティナブルな美容室&カフェ
潮里さんの働く原宿の「whyte」は、美容室とカフェが併設されている珍しいお店である。
「心も体もより自然体なライフスタイルを提案する」というコンセプトを掲げ、お店全体でゴミの排出を減らそうと、環境に配慮した様々な工夫されている。
例えば美容室では、
・ヘアケア、パーマ剤、シャンプー等すべて植物性のものを使用する。
・カラーに使用するペーパーには使い捨てのハイライトペーパーを使わず、洗って繰り返し使えるフィルムペーパーを使用する。
・化粧室ではペーパータオルでなく、ハンドタオルをお渡しする。
そしてカフェでは、オーガニック野菜でつくったサンドウィッチを提供し、
イートインの人にはマグカップ、ステンレスのストローで提供、
テイクアウト品では紙ストロー、容器は土に還るものを使用する。
などなど、
常にサスティナブルな考えを大切にし、手間や原価が掛かったとしても徹底して環境に配慮を行っているのである。
「whyteのコンセプトに共感をしていただいたお客様や、whyteを通じて環境に対する考え方が変わったと言ってくれたお客様、毎日色んなお客様と出会えて幸せです。お客様から勉強させていただくこともたくさんあります!」
whyteは朝8時オープンにも関わらず、毎日朝から予約が埋まっているという。
オーガニックでもたくさんおしゃれは出来る
仕事も私生活もオーガニックで溢れている潮里さん。今後のビジョンを聞いてみた。
「髪を通して、オーガニックを選ぶ大切さをもっとたくさんの人に知っていただけるきっかけをつくれたら良いなぁと思います。オーガニック製品だけを使ってもたくさんおしゃれは出来るんですよ!」と明るい笑顔で語ってくれた。
そして「オーガニック製品をなぜ選ぶのか、本質を考える人が増えてほしいな。海外では、環境のことを考えた結果としてオーガニック製品を選択しているのが主流。日本では見た目のかわいさや流行りだけで広まっているように感じる。
オーガニック化粧品として売られている製品でコンセプトがしっかりとうたわれていても、梱包が過剰でエコでなかったり矛盾しているメーカーも多い」とも。
使う側も作る側も、マインドと行動のどちらも大切なのだと教えてくれた。
今年の6月には潮里さんが企画する「美容とサスティナブル」をメインテーマとしたスリランカツアーも実施されるという。
ツアーの詳細など気になる方はぜひ潮里さんのインスタグラムにてご確認ください。