手洗いや消毒で手の乾燥が悪化…。手に優しいケア方法とは?
マスク着用が日常的となり、マスク蒸れやマスクの生地で肌が擦れて痛いなど、肌荒れに悩んでいる人が増えているようです。
肌荒れの悩みは顔に限らず、手の乾燥や手荒れが気になっている人も多いのではないでしょうか。
その原因は、手洗いや手指消毒。コロナウイルス感染症予防のため、手洗いや手指消毒は欠かせませんが、行う回数が大幅に増えたり、過剰に洗ってしまうことで手の皮膚のバリアー機能が低下し、乾燥や手荒れの原因になっています。
そこでこの記事では、手洗いや手指消毒の際の注意点と、手を乾燥から守るハンドケアの方法について解説していきましょう。
・手の乾燥や手荒れを防ぐにはどうすればいい?
◎過剰な手指消毒、手洗いをしない
◎低刺激の石鹸などで優しく手洗いを
◎濡れたままはNG!残った水分が乾燥の引き金に
◎手洗い後は必ずハンドクリームでケアを
・moani origanicsのハンドクリームでしっとり潤う手肌をキープ
◎まとめ
手洗い、消毒で手が乾燥するのはどうして?
スキンケアといえば、顔の肌のことをまずは思い浮かべますが、手も顔の肌と構造は同じ。乾燥してカサカサになったり、荒れてしまうといった肌トラブルは「肌のバリアー機能の低下」が大きな要因です。
肌は、「表皮」「真皮」「皮下組織」という3層構造をしており、バリアー機能を担うのは表皮の一番外側にある「角層」です。
薄さ0.02mmの角層には、潤いを蓄えた角層細胞が積み重なり、その間に細胞間脂質が整列し、隙間のない状態でバリアーを形成しています。
角層の表面は「皮脂膜」で覆われていて、この皮脂膜が天然の保護膜の役割を果たし、外的刺激(紫外線、雑菌や乾燥)から肌を守り、肌内部からの水分喪失を防いで潤いを保ちます。
皮脂「膜」と言いながらも、実際に膜が張られているわけではなく、皮脂腺からは皮脂が、汗腺からは汗が常に分泌されており、この皮脂と汗が混ざり合い、膜のようになって角層を覆い、肌を保護しています。
ですから、石鹸や洗顔料を使って手洗いをしたり、食器洗いを素手で行ったりすると皮脂膜は流されてしまいます。とはいえ、皮脂も汗も常に分泌されているため、皮脂膜はしばらくすればすぐに回復します。
しかし、新型コロナウイルス感染症対策の影響で、一日に何度も手を消毒したり、手洗いを行うことが習慣となり、皮脂膜が回復しないまま手洗いや消毒を繰り返すため、角層の水分が失われ、乾燥が進んでしまうのです。
また、手の甲は顔と比べると皮脂腺が少ないことや、手のひらには皮脂腺がないなど、手は顔に比べてバリアー機能が失われやすいという特徴も。
さらに、衣類で保護されず、常に外部刺激にさらされるパーツでもあるため、こうした手肌の特徴を理解しておかないと、気づいたら乾燥が進んでケアしても治らず、薬が必要になるほど悪化してしまう可能性も少なくありません。
手の乾燥や手荒れを防ぐにはどうすればいい?
常に外気に触れ、紫外線や雑菌にもさらされている手肌。
その上消毒や手洗いの回数が増えて皮脂膜のバリアー機能も限界の状態に…。そんな過酷な状況が続けば、手の乾燥や手荒れは避けられません。
顔のスキンケアに丁寧な洗顔や、そのあとの保湿が欠かせないのと同じく、ハンドケアも正しい手洗いとこまめなケアが基本となります。
過剰な手指消毒、手洗いをしない
ウイルス対策の基本は、「うがい」「手洗い」「マスク」。
この3つをしっかり行うことは大前提ですが、手指消毒をした直後に手洗いをしたり、外出先で何度も手指消毒を行うなど、過剰な除菌行為は手肌のバリアー機能を低下させ、乾燥や手荒れを引き起こす原因となります。
厚生労働省も新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について「手洗いの後、さらに消毒液を使用する必要はありません」とサイト上で明記しています。正しい知識で適切にウイルス対策することが、乾燥や肌トラブル防止に役立ちます。
低刺激の石鹸などで優しく手洗いを
同じく厚生労働省のサイトに「手洗い」についてこんな記載があります。
「手や指についたウイルスの対策は、洗い流すことが最も重要。手や指に付着しているウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石鹸やハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせます。」
温水は皮脂膜を洗い流してしまうため、手洗いの際は水で良いということも覚えておきましょう。肌に優しい石けんを使用し、ゴシゴシと擦らずに優しくもみ洗いをするといいでしょう。
濡れたままはNG!残った水分が乾燥の引き金に
手を洗った後、濡れたままにしておくのはNG。手に残った水分が蒸発するときに一緒に肌内部の潤いも奪っていくため乾燥が進みます。
ハンカチやタオルで手についた水分を抑えるように拭き取りましょう。トイレに備え付けのペーパーを使うときは、ゴシゴシ擦らないように気をつけて。
手洗い後は必ずハンドクリームでケアを
顔のスキンケアでは、洗顔の後、化粧水で潤いを与え、美容液やクリームなどで保護をしますよね。
ハンドケアも同じプロセスができれば良いですが、毎回化粧水でケアするのが難しい場合もあるため、手洗い後はハンドクリームによるこまめなケアを心がけて。
失われてしまった皮脂膜を補うように、ハンドクリームを手全体に塗り伸ばし、簡単に指のマッサージを行えば血行促進にも効果が期待できます。ハンドクリームでのケアは、潤いを与えることはもちろんですが、塗りながら手の状態をチェックできるので、乾燥や手荒れの兆候なども自分で気づくことができて一石二鳥。
また、お気に入りのハンドクリームを使うことで香りの効果や、精神的な満足感も得られるはず。一日に何度も見たり、触ったりする手肌をセルフケアすることは、思った以上に「ご自愛感」があります。ちょっとした気分転換にもなるので、習慣にすることで様々な相乗効果が生まれてくるかもしれませんね。
moani origanicsのハンドクリームでしっとり潤う手肌をキープ
手洗い後に、一日に数回は使うことになるハンドクリーム。直接肌につけるものだから、化粧水や美容クリームと同様肌にやさしい製品を選びたいですよね。
moani organicsのハンドクリームは、原料の99%が天然由来成分。石油系界面活性剤やフェノキシエタノール、パラベンなど、肌に負担をかける可能性のある成分を含みません。
保湿成分には、フランス・ブルターニュ原産の多年草植物クリスマムマリチマムから抽出した、皮膚の外観を美しく保ってくれるエキスをはじめ、アルガンオイルなどの天然由来成分を配合しています。
自然の恵みから抽出された保湿成分は、肌に潤いや弾力を与えるだけでなく、肌本来が持つ美しくなろうとする力をサポートしてくれ、肌のキメを整え、滑らかでツヤのある肌へと導きます。デイリーに使い続けることで、手指が次第にふっくらと柔らかくなるのを実感できるはずです。
また、ゼラニウムとローズマリーのオーガニック精油をブレンドした香りは、個性的であり大人の品をも感じさせてくれます。つけた後、しばらく漂う香りも心地よく、仕事中ならいいリフレッシュに。
さらに、ハンドクリームとは思えないさらっとしたテクスチャーもポイント。すぅっと肌になじんでベタつかず、ふっくら、しっとりとしたつけ心地はまるで美容液のようでもあり、シーンを選ばずに使えること、そして何度も使いたくなる使用感の良さが何よりの魅力です。
スリムなチューブ容器なので、持ち運びにも便利。小さなバッグに入れても邪魔にならないので、気づいたときにさっとハンドケアができるのも嬉しいですね。ノズル部分が細く、ネイルケアクリームとしても使いやすくなっています。
まとめ
コロナウイルス感染対策のために、手洗いや消毒の回数はどうしても多くなってしまいます。
ハンドクリームでこまめにケアすることで、肌のバリアー機能を補い、乾燥や肌トラブル予防に役立てましょう。お気に入りのハンドクリームがあればケアすることが楽しみになり、無理なく習慣化できるでしょう。デイリーに愛用して、健やかな美しい手肌をキープしていきましょう。