海水が肌荒れの原因になる?肌荒れを防ぐには

海水が肌荒れの原因になる?肌荒れを防ぐには

サーフィンやダイビング、サップなど海で遊ぶ時、日焼けによる肌のダメージを防ぐために、みなさんはどんな対策をしていますか?

日焼け止めを小まめに塗る、なるべく肌を露出しないようにウエットスーツを着る、サングラスをかけるなど、みなさん何かしらの対策をしていると思います。

でも実は、海で遊ぶ時に肌がダメージを受けるのは、紫外線による日焼けだけではありません。

敏感肌の方は、海水の塩分が刺激となり、肌荒れの原因になる危険性もあります。

また、敏感肌ではない方も、ゾエアと呼ばれるプランクトンが原因で、痛みやかゆみなどの皮膚炎を起こす可能性があります。

これらの原因から肌荒れを防ぐためには、海水をしっかり流し、たっぷり保湿することが大切です。

そこで今回は、海で遊んだ後のアフターケアについてご紹介します。

・なぜ海水が肌荒れの原因になるのか 

 ◎「海水浴皮膚炎」とは               

 ◎海水をしっかり洗い流して肌荒れを防ぐ 

 ◎海水はぬるま湯で流すのが肌荒れ予防に効果的

・海水による肌荒れを防ぐにはたっぷり保湿を

  ◎効果的な化粧水の使い方   

  ◎肌に優しいオーガニックの化粧水
  
       ◎まとめ  


なぜ海水が肌荒れの原因になるのか

海水にはミネラルが含まれていて、肌に良いイメージがありますが、含まれているのはミネラルだけではありません。

海水には、塩分はもちろんですが、プランクトンや微生物、不純物などが含まれています。

塩分の刺激によって肌荒れを起こしたり、不純物が毛穴につまり炎症を起こす可能性もあります。

また、海水に浮遊しているプランクトンが原因で、皮膚炎を起こすこともあります。


 

「海水浴皮膚炎」とは

海からあがった後に、チクチクとした痛みや、かゆみを感じた経験はありませんか?
それは、ゾエアによる「海水浴皮膚炎」かもしれません。

ゾエアとは、カニやエビなどの甲殻類の卵から孵化したプランクトンの一種で、大きさは3mm程ですが、鋭いトゲを持っています。

ゾエアは海中の特定の場所に集まり、流れ藻と一緒に浮遊しているため、海水浴中に偶然その中に入ってしまうことで刺されます。

ゾエアが水着と皮膚の隙間に入り込んだまま、海から陸に上がる際に、幼生は皮膚に突き刺さったまま死んでしまい、擦ったり、乾燥することで、刺胞を排出して症状が出現します。

そのため、即時には全く初期症状が無く、しばらくしてから症状が出てくることがほとんどです。

では、海水に含まれる塩分やプランクトン、不純物などが原因で起こる肌荒れを防ぐには、どんな対処をすればよいのでしょうか。

 

海水をしっかり洗い流して肌荒れを防ぐ

海に入った後は、必ずシャワーを浴びて、海水をしっかり洗い流すことが大切です。

シャワーがない場所では、真水を入れたペットボトルなどを持参して、海水を流せるようにしておくと良いでしょう。

 

海水はぬるま湯で流すのが肌荒れ予防に効果的

温水が出るシャワーがある場合は、冷水ではなく、ぬるま湯がベストです。
海では日差しによる熱で、毛穴が開いた状態になっています。

冷たいシャワーを浴びると表面の汚れは取れますが、冷たい水によって毛穴が引き締まり、汚れが落ちづらくなってしまうため、毛穴に汚れが詰まり、肌が炎症を起こしてしまう危険性があるのです。

36~38℃のぬるま湯で毛穴に入り込んだ汚れを取り除き、ぬるま湯でひと通り身体に着いた汚れを落とした後、ボディソープを使って洗い流すとより効果的です。

日焼けダメージがあるので、熱いお湯を使わず、ボディソープは、肌に優しいものを使いましょう。

ゴシゴシ洗いはせず、ボディソープをしっかり泡立てて優しく洗うことが大切です。

日焼け止めは、「石鹸で落ちる日焼け止め」を使うとより肌への負担が軽減されます。

→→→石鹸で落ちる日焼け止めの詳細は「スノボ女子におすすめ!石鹸で落ちるオーガニックの日焼け止め」をcheck!

海水による肌荒れを防ぐにはたっぷり保湿を

海での乾燥の原因は、日焼けダメージだけではありません。

海に入ることでミネラル豊富な海水に洗われ、肌にとって必要な皮脂も落ちてしまうため、放っておくと肌荒れの原因になりかねません。

ぬるま湯とボディソープでしっかり海水を洗い流したら、全身を化粧水やクリームなどでたっぷり保湿しましょう。

効果的な化粧水の使い方

特に、顔は皮膚が薄くダメージを受けやすい場所なので、しっかりとアフターケアをすることが大切です。

化粧水は1回にたっぷりとではなく、数回に分けて少しずつ肌になじませます。
量が多すぎると肌になじみにくくなってしまう為、適量を手に取り、優しく肌に押し込むように、なじませるのがポイントです。

手に水分がなくなったら、また適量を手に取り、肌になじませます。

これを、最低でも3回に分けて繰り返すのが効果的です。

日焼けが気になった時や、念入りなケアをしたいときは、コットンに化粧水をひたひたに染み込ませて、コットンパックをするのもおすすめです。

化粧水で水分補給したら、クリームなどでしっかり蓋をして、潤いを逃がさずケアしましょう。

せっかく化粧水で水分補給しても、油分で蓋をしないと水分が蒸発してしまいます。
 

肌に優しいオーガニックの化粧水

海から上がったあとの肌は、ダメージを受けてとても敏感になっています。

使用する化粧水やクリームは、肌に優しいオーガニックやノンケミカルのものを使うのが安心です。

→→→日焼けした肌をケアについては「日焼け肌のケアに適したオーガニック成分と化粧水」をcheck!


moani organicsのAFTER SUN MISTは、全身の保湿ができる、スプレータイプのオーガニック化粧水です。

みずみずしいローションが細かな霧状のミストとなって肌に届くので、海水によって乾燥し、敏感になった肌にもやさしい使い心地です。
さっぱりとしたテクスチャーですが、角質層のすみずみまで浸透し、しっとりと潤いをキープしてくれます。

また、肌の炎症を抑える成分をたっぷり使用しているので、日焼けによって火照った肌にも最適です。

顔だけでなく、手足や肩など、乾燥や炎症が気になる部位に、片手で手軽に使えるのも便利。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

海でアクティブに遊ぶためには、肌のケアもしっかりしないといけないですよね。

正しいアフターケアをして、海水による肌荒れを防ぐことが大事です。

海にに入った後の肌荒れがになっていた方は、海水をしっかり洗い流す、全身をたっぷり保湿することを心がけましょう。