「本当に使える」海に優しい日焼け止めは?  

「本当に使える」海に優しい日焼け止めは?  

サーフィンやダイビングなど、マリンスポーツに必要不可欠なアイテムである日焼け止め。数ある日焼け止め製品からどんな選び方をするのが良いのか?をご紹介いたします。

<記事の内容>

・サーフィンやダイビングで「本当に使える」日焼け止めの選び方               

◎ウォータープルーフじゃなきゃ、はじまらない

◎「石鹸で落ちるオーガニック日焼け止め」             

◎「目にしみない 日焼け止め」がいい!

◎サンゴや海に優しいオーガニック日焼け止め 

◎どれぐらいのSPF値の日焼け止めが良いの? 

◎「SPF値の高い日焼け止め肌に悪い」のは本当?

◎日焼け止めは「PA」値も大切!


◎「サラサラで塗りやすい」日焼け止めが使い易い

◎「保湿力」にもこだわりたい!
   
◎「まとめ」 
  

サーフィンやダイビングで使える、海に優しい日焼け止めとは?

サーファーやダイバーなど、マリンスポーツを楽しむ人に「どんな日焼け止めを使っているの?」とか「どうしてその日焼け止めを選んだの?」などを聞いてみると、意外と無頓着だったり、正しい知識を持っていなかったりします。

ドラッグストアで一般的に売られている低価格の日焼け止めと、サーフショップやダイビングショップなどの専門店で売っている日焼け止め、はたまたオーガニックコスメショップで売られている日焼け止めでは、いったいどんな違いがあるのでしょうか?

普段からデイリーに使用している日焼け止めを、そのままサーフィンなどマリンスポーツで使ったりするのではダメなのしょうか?

どんな基準で日焼け止め製品を選ぶのが良いのか、正しい知識を持てば、より快適にマリンスポーツを楽しむこと出来るようになりますよ♪

 

ウォータープルーフじゃなきゃ、はじまらない。

マリンスポーツで使うのなら、当然「ウォータープルーフ」の日焼け止めじゃなきゃだめですよね。水や汗で簡単に落ちてしまっては海で紫外線から肌を守ることができません。

ウォータープルーフという言葉は、時計やカメラなどでは防水加工を施したものであることを意味しますが、日焼け止めをはじめとする化粧品いうところのウォータープルーフ(ウォーターレジスタンス)は「汗や涙、水などに強く落ちにくい」疎水性を持つという意味で用いられていて、米国ではFDA(アメリカ食品医薬品局。日本の厚生労働省にあたる公的機関)のルールでは試験基準がありますが、日本国内においての基準はありません。

 

「石鹸で落ちる」ウォータープルーフの日焼け止めとは?

ウォータープルーフの日焼け止めは、普段使っている洗顔料やボディソープではすっきり落とせないことがあります。そのため、専用のクレンジング剤が用意されている日焼け止め製品もありますが、しょっちゅう日焼け止めを塗るサーファーやダイバーにとって、何度も「合成界面活性剤」である強いクレンジングを使って洗顔するのは避けたいところですよね。

「皮脂」は顔に必要な善玉常在菌の栄養源ですが、ケミカル系のクレンジング剤を使うと肌にとって大切な皮脂分が取り去られてしまい、皮膚が本来持つ自然なバリア機能を失って、乾燥肌などの肌トラブルへまっしぐら、ということに繋がりかねません。

そこでおすすめしたいのは、moani organicsの日焼け止め「UV SKIN PROTECT MILK」のように、ウォータプルーフであっても、専用クレンジング要らずで、お湯と石鹸で落ちる日焼け止めです。

一般的なウォータープルーフの日焼け止めには、疎水性・撥水性を高めるためにシリコン(シリコーンオイル)などの石油系合成ポリマーが配合されています。そのため合成界面活性剤のクレンジングでないと落ちないのです。

moani organicsの「UV SKIN PROTECT MILK」は、100%天然由来原料であり、疎水性を高めるための石油由来の合成成分を含んでいません。水と馴染みづらいW/O処方(油中水滴型)に仕上げることで、ウォータープルーフを実現しています。W/O処方とは、食品でいうとバターやマーガリンと同じ乳化状態になっていることです。バターは水には溶けにくいけど、石鹸では落ちる、というのはイメージが出来るかと思います。

もし、moani organicsを使っていて、石鹸だけではまだ何かすっきりしないかなと思ったら、クレンジングの代わりとして、moani organicsの「ホホバオイル」を使ってみてください。

使い方は、ホホバオイルを指の腹を使って顔全体に優しく塗り広げていき、グルグルゆっくりと日焼け止めと馴染ませて乳化させていきます。その後に、石鹸をよ~く泡立ててから使って、最後にお湯で流してください。水よりお湯のほうが落ちやすいです。

その他、石油由来の合成界面活性剤を使っていないオーガニックのクレンジングオイルも多く販売されているので、オーガニックコスメ専門店なので探してみるのも良いと思います。  

「目にしみない」オーガニック日焼け止めがいい!

サーフィンやマリンスポーツをしていて、海中(海の上)で、日焼け止めが目に入って痛くて、痛くて・・・という経験をしたことは無いでしょうか?

いくら「ウォータープルーフ」で疎水性がある日焼け止めを塗っていても、ドルフィンスルーをした後などに、顔に掛かった海水を手で拭ったりしていると、日焼け止めが流れてきて目に入ることがありますよね。これは痛くて本当に不快です。サーフィンを中断して、海から上がってシャワーで流すのは大変なので、波待ちしながら、ずっと目に海水を掛けてパチパチ・シバシバさせたりして目を洗ったりして(笑)・・・ これでは、せっかくの楽しいサーフィンの時間が台無しになってしまいます。

一般的な日焼け止めに配合されている成分の中で、目に入って痛くなる可能性がある成分にはさまざまなものが考えられます。例えば「エタノール」(エチルアルコール)にはその可能性があります。

そして「紫外線吸収剤」「合成界面活性剤」「合成防腐剤」といった石油由来の化学合成成分は、そもそも「肌に刺激を起す可能性がある成分」として、厚生省の化粧品基準でも配合量が制限されているものが多いため、これらが目に入ったときに痛みを引き起こしている可能性も考えられます。

サーフィンやマリンスポーツをしていて、日焼け止めが目に入ってしみて痛い、という思いをしている人は、これらの成分が入っていない日焼け止めを試してみてはいかがでしょうか?

 〇簡単な選び方

しかし、一言で「紫外線吸収剤」といっても、実際の日焼け止め製品の成分表には「ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル」や「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」のような成分名で記載されており、どれが「紫外線吸収剤なのか」は記載されていません。

同じく「合成界面活性剤」についても2,000種以上の成分が存在し、例えば「ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン」のように「石油由来」の合成界面活性剤もあれば、「ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6」のようにヤシなどの「植物由来」成分も存在します。

つまり、成分名を見ただけでは、一般の方がこれが「目に入ってしみる可能性があるのか」がピンとこないと思います。

そこで、簡単にチェックできる方法としては、moani organicsの日焼け止め「UV SKIN PROTECT MILK」のように、ECOCERTなどの世界的な有機認証機関の「オーガニック認証品」か「天然由来原料100%」と記載されており、さらに「エタノールフリー」(アルコールフリー)と記載されている日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

「天然由来原料100%」であれば、当たり前ですが、石油由来の合成界面活性剤や紫外線吸収剤や合成防腐剤は含んでいません。

エタノールは、トウモロコシやサトウキビなどの植物由来の発酵アルコールを使用している場合も多いので、「オーガニックの日焼け止め」にも「天然由来原料100%の日焼け止め」にも含有していることは良くあります。ですので、「目にしみない日焼け止め」を選びたい場合は「天然由来原料100%」であり、かつ「エタノール」を含まないと表示があるものにしましょう。

 

 

本当にサンゴや海に優しいオーガニック日焼け止めとは?

ご存じのように「紫外線吸収剤」の「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」(=オクチノキサート)や「オキシベンゾン」を含んだ日焼け止めを人々が体に塗ったり、シャワーなどで落とした日焼け止めが、排水処理場からの排水を通じて海水に流れ、それらの成分がサンゴ礁を「白化」という、弱ったり死んでしまう状態に追いやり、また、そのサンゴ礁を住処としている沢山の生物たちを死滅に追いやる原因になっているとして、ハワイではこれらの「紫外線吸収剤」入りの日焼け止めの使用と販売が2021年1月1日から禁止となりました。

ハワイよりも日本に近く、ダイビングスポットとして人気の高い美しい海がある「パラオ共和国」では、ハワイよりもさらに厳しく、上記のオキシベンゾンとメトキシケイヒ酸エチルヘキシルの2つの紫外線吸収剤に加えて、オクトクリレン、エンザカメン、トリクロサン、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラベン、フェノキシエタノールの10種類の化学合成成分を含む日焼け止めとスキンケア製品の販売・使用を禁止しています。昨年2020年1月1日より施行されていて、違反者は1,000ドル以下の罰金の対象となっています。

在日パラオ大使館

在パラオ日本国大使館HP「サンゴ礁に有害な成分を含む日焼け止めの禁止について」

パラオで禁止されている上記の「メチルパラベン」やフェノキシエタノール」などの6つの成分は、どれも先程の「目にしみない日焼け止め」の説明の中で出てきました石油由来の「合成防腐剤」になります。(ちなみにこの「フェノキシエタノール」には「エタノール」という名称が入っていますが、先程出てきた化粧品でいう「エタノール」(アルコール)とはまったく別の成分です)

ハワイの禁止令の影響もあって「紫外線吸収剤フリー」という日焼け止めは国内でも多く見かけるようになってきました。

しかし、「フェノキシエタノール」に関してはどうでしょう? 一般的なほとんどの日焼け止めやスキンケアに含まれているのです。(試しにあなたのお手元にある日焼け止めやスキンケアの裏面の成分表を見てみてください)

「ケミカルフリー」で「リーフセーフ」(サンゴに優しい)をうたっている日焼け止めでも、この場合の「ケミカル」とはあくまで「紫外線吸収剤」のことを言っているのであり、「合成防腐剤」のことではないので、普通に「フェノキシエタノール」を含んでいたりします。

「リーフセーフ」をうたっている日焼け止めでも「フェノキシエタノール」を含んでいれば、パラオでは「サンゴに有害である」との理由で販売・持ち込み・使用が認められていません。

サーフィンやダイビングを楽しむ人にとって、海はより身近で大切な存在。美しくあり続けるように守らないといけないものですよね。

ハワイやパラオのように禁止法案が日本になくても「紫外線吸収剤」と「フェノキシエタノール」や「メチルパラベン」などの「合成防腐剤」を含んでいない「100%天然由来原料」の日焼け止めを選ぶことは、マリンスポーツをする人にはマストではないでしょうか?

moani organicsの「UV SKIN PROTECT MILK」は、100%天然由来原料なのであらゆる「合成防腐剤」を含んでおりません。(ECOCERTのオーガニック認証基準においても「フェノキシエタノール」や「メチルパラベン」の使用は禁止されています)

 

どれぐらいのSPF値の日焼け止めを使えば良いの?

肌に炎症を起こし、肌を黒くし、シミの原因になる「UV-B波」に対する防止効果の基準値である「SPF」について、どれぐらいのものを使うのが、サーフィンやダイビングで適しているのか?といえば、SPF値だけで結論から言うと「高いほど良い」(日焼けしにくい)ということになります。

日本国内では、SPFで表示の最高値は「50+(プラス)」で、SPF50以上のものは、すべて「50+」と表示する規則になっています。 

ですので、多量の紫外線を浴びるサーフィンやダイビングをする時、できるだけ日焼けしたくないのであれば「SPF50+」の日焼け止めを選ぶのが正解、ということになります。

ちなみに、米国では、日本のように50を最大値とする規定がないので「SPF70」や「SPF100」という表示のサンスクリーンがあります。オーストラリアでは、SPF値が60以上である製品に対してSPF50+と表示します。

ところで、SPF 値とは、その値を示す日焼け止め化粧品を塗って紫外線を浴びた場合に、何も塗らなかった時と同程度に赤い日焼け (サンバーン、紅斑) を起こすまでにかかる時間の倍率を示しています。例えば、SPF20 の日焼け止めを塗ると、素肌と同程度の紅斑を起こすには 20 倍の時間がかかることを意味しています。20分=SPF1を示すので、SPF20なら、20分×20=400分(6時間36分)ということです。

この時間換算で勘違いして欲しくないのですが、SPFの数字の小さい製品と大きい製品を比べた場合、「日焼けをしない時間を延ばすだけではない」のです。SPF50のほうがSPF20のものより紫外線防止力が強く、現実的に日焼けしにくいのです。このあたりは、ウィキペディアの「サンスクリーン剤」のページなどでも説明があるので興味があればどうぞ。

 また、何故か「SPF値の表示が容器にない」日焼け止めや、容器にSPF表示がないのに「SPF50 相当」とネットで宣伝している日焼け止めを見かけたりします。主に「オーガニック成分配合」とか「ナチュラル系」のイメージを持つ日焼け止めとして販売している製品に多いように思います。

SPFは、国別で測定法に微妙な差異はあるものの、ほぼ世界標準と言えるくらい多くの国で採用されている数字であり、当然、正しい試験を受け、算出した数字でないと容器パッケージなどに表示できません。それを表示していないとなると、試験費用を出し惜しんで受けていないのか? もしくは試験はしたけど、結果が低かった(つまりその「相当」の数字は出なかった)ので容器に表示しなかったのか・・・日焼け止めとしては謎が残る製品です。

 

SPFが高い日焼け止めは、肌に悪いの?

そして、よく聞かれるのは「SPFが高い日焼け止めは肌への負担が高いので避けよう」という話です。

これは一部において正しいですが、正確ではありません。それは、先程もサンゴの話に出ました石油合成成分の「紫外線吸収剤」を含む日焼け止めだけの話だからです。
「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」「t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」「オキシベンゾン」などのような「紫外線吸収剤」は、取りこんだ紫外線のエネルギーを熱や赤外線に変換して放出するなど、紫外線を化学的に処理する合成成分で、この化学反応が肌に強い刺激を与える可能性があるからです。

どれも国内の化粧品基準において「配合量に制限がある成分」に分類されています。これらの紫外線吸収剤を配合して、高いSPF値を実現している日焼け止めを使用した場合、デリケートな肌はそれらの成分の働きでアレルギーなどの肌トラブルを起すことがあるからです。つまり「SPF値が高いこと」が肌に悪いのではなく、「紫外線吸収剤を多く含む」ことが肌の負担になりうるということなのです。
moani organicsの日焼け止めのように、紫外線吸収剤を含まず、「酸化亜鉛」という「紫外線反射材」と呼ばれる天然の成分だけで紫外線をブロックしている「天然由来原料100%」のものであれば、紫外線吸収剤による肌への負担がありません。(一般的な日焼け止めは、「紫外線吸収剤」と「紫外線反射材」の両方を含んでいます)

この「酸化亜鉛」とは、鉱山から取れる安全性の高いもので、ファンデーションやフェイスパウダーに白い色を付ける顔料としてもよく使われます。炎症を抑える収斂作用(止血、鎮痛、防腐など)を持つので、肌トラブルの軟膏など、医薬品にもよく使用されています。

紫外線反射材について

「酸化亜鉛」や「酸化チタン」などの「紫外線反射材」は、粒子が光を反射する働きを利用して、お肌に紫外線の害が及ぶのを防ぐ成分で、紫外線吸収剤のように化学変化で紫外線を処理するのではなく、物理的に紫外線を跳ね返すので、成分構造が化学変化することなく、壊れにくく長持ちします。紫外線吸収剤のように処理できる紫外線の波長を選ばないため「UV-A」も「UV-B」も両方を防げます。また有機化合物ではないので肌の刺激にもなりにくいという特長を持ちます。

FDA(アメリカ食品医薬品局)でも、「日焼け止めの成分として、一般的に安全で効果があると認められている成分は、酸化亜鉛と酸化チタンの2つだけである。これらの成分は、紫外線を肌の表面で物理的に反射する日焼け止め剤である」と2019年に発表しています。

それでは、全ての製品で、サンゴ礁を白化させ肌にも負担がかかる「紫外線吸収剤」を一切使わないで、酸化亜鉛や酸化チタンという天然素材の「紫外線反射材」だけで日焼け止めを作ればいいのではないか、と思いますよね? 

しかし、一般的な日焼け止めが「紫外線吸収剤」を使う理由があるのです。
それは「紫外線吸収剤」を入れることで、SPF値を高く出す製品を作りやすいこと、そして「紫外線反射材」よりも分子量が小さく、かつ「透明」であるから。つまり、高いSPF値を持ち、白浮きしない日焼け止めが作れるからです。特に、透明のジェルやスプレーなどのテクスチャーの日焼け止めを作るには「紫外線吸収剤」を使う必要が出てきます。

このテクスチャーなどの「塗り心地」や「使い心地」については後半でお話します。まずここでは、「出来るだけ日焼けしたくない。でも肌に負担を掛けたくない」というサーファーやダイバーには、海に優しい「天然由来成分100%」で、かつ「SPFが最高値(SPF50+)」の日焼け止めを選ぶのがおすすめ、ということを覚えてください。


日焼け止めは「PA」値も大切!

肌や人体に悪影響を与える太陽光線には「UV-B」の他に、皮膚の奥深くに届き、シワ・シミ・たるみの原因になる「UV-A」があります。UV-Aは、ガラス越しでも肌に届き、冬など日焼けをあまりしない季節や時間帯でも肌に影響を及ぼします。

このUV-Aに対する防御力を示す指標が「PA」値で、「+」(プラス)の数が多いほど UVA 防止効果が高いことを示しています。

PA+(ピーエープラス)・・・効果がある
PA++(ピーエーツープラス)・・・かなり効果がある
PA+++(ピーエースリープラス)・・・非常に効果がある
PA++++(ピーエーフォープラス)・・・それ以上(最大の効果がある)

UV-AもUV-Bと同様に、皮膚がんのリスク増や老化の原因なので、こちらもしっかりと防ぐ必要があります。特に、サーフィンやダイビングなど多量の紫外線を浴びるマリンスポーツでは、UV-Aの最大の防止力を持つ「PA++++」の日焼け止めを選ぶのが正解、ということになります。

  

サラサラで塗りやすい」日焼け止め

ここまで、主に「成分」についての話を中心にしてきましたが、やっぱり外せないのが「使い心地」。つまり、実際に使い易いのかどうなのか?ってことです。

 石油由来の「合成界面活性剤」や「紫外線吸収剤」や「合成防腐剤」を含んでいない天然由来原料100%の日焼け止めであっても、そのテクスチャーが「重かったり」、「ベタベタしたり」、原料の「臭いが嫌だったり」、「テカテカ」に顔が光っちゃったり、真っ白で「バカ殿」みたくなっちゃったり(笑)、逆に「ツヤが無くなって」死人みたいな顔になったり・それじゃぁ、使えないですよね。

オーガニック日焼け止めは、「使い心地を我慢するのが当たり前」と思っていませんか? 実は、そんな製品ばかりではないのですよ。moani organicsの日焼け止めは、従来のオーガニック日焼け止めに見られるような「重くて塗りずらいバームタイプ」ではなく、サラサラで、軽い乳液タイプのテクスチャーを実現しています。サラっと伸びて、肌馴染みが良いので、白浮きもほとんどすることなくつけることができます。

moani organicsでは「環境に優しく、進化した化学」(グリーンケミストリー)を追求するという概念で製品作りをしています。ただ単に「オーガニック原料を含んだナチュラルなコスメ」というわけではなく、環境保全というオーガニックの本質部分を保持しながら、進化した技術を取り入れて、コスメとしての「快適な使い心地」も追求しています。ぜひ、その使い心地を試してみてくださいね。

  

「保湿力」にもこだわりたい

日焼け止めというと、使った後、肌がカサカサして乾燥してしまうのが悩み・・・という人も多いのではないでしょうか?

moani organicsの日焼け止めは、アロエベラ液汁、ホホバオイル、ココナッツオイル、アーモンドオイル、アボガドオイルの5つのオーガニックの植物成分を贅沢に配合しています。

SPF50+ PA++++の最高の紫外線防御力を持つ日焼け止めなのに、全成分の15%以上が、この5つのオーガニック植物オイルの保湿美容成分なのです。

それは、まるで保湿クリームを使ったように、肌の乾燥を防ぎ、植物の恵みで日焼けした肌にたっぷりとした潤いと美容栄養分を与えてくれるのです。

 

 

「日焼け止めの選び方」まとめ

さて、ここまで「海に優しい日焼け止め」かつ、サーフィンやダイビングなどの「マリンスポーツで使える」日焼け止めの選び方を説明いたしました。まとめると、下記のような日焼け止め製品になります。

  • ウォータープルーフであること
  • 石けんでも落ちること
  • 紫外線吸収剤や合成防腐剤などを含まない「天然由来原料100%」であること(サンゴに優しい、肌に優しい、目にしみない、に繋がる)
  • エタノールフリーであるもの(目にしみない、につながる)
  • 紫外線防止力が最大(SPF50+ PA++++)であること
  • サラサラで塗りやすいテクスチャーであること
  • 保湿力があり、肌が乾燥しないこと
  • 「上記の全てを同時に兼ね備えている」こと

そしてさらに、ECOCERTなどの世界基準の「オーガニック認証品」であれば、使われている原料すべてについての認証・許可を得ているものになり、またその製造工場・販売者についても同様に査察を受けて基準をクリアして認証を得ているので、より信頼度が高い製品となります。

 

「最後に」

「日焼け止め」という化粧品は、特にマリンスポーツなど、女性の肌にとって過酷な環境下で使うことを考えると「求められる効果」や「叶えたい要求」が沢山あって「オーガニックで」それを製品化するのが難しい製品カテゴリーです。

石油由来の「化学合成成分」を利用すれば、「SPFとPAが高く、ウォータープルーフで、しかも白浮きしないサラサラの使い心地」の製品化がしやすくなります。ところが、天然由来成分だけで製品化し、しかも「オーガニック認証基準」をクリアし、さらに使い心地を追求するとなると、なおさら困難です。

moani organicsの日焼け止め「UV SKIN PROTECT MILK」はそれらを克服した製品です。サーファーやダイバー、海を愛する女性に心からオススメいたします♪。

最後までお読みいただきありがとうございます。