オーガニックコスメの定義って何!?オーガニックコスメを使う魅力とは
近年いたるところで耳にするようになった“オーガニック”という言葉。
とくにコスメ業界では高く注目されていて、おしゃれやトレンドに詳しい女性ほど、こぞって取り入れています。
しかし中には、オーガニックコスメのことを知っているつもりでも、正しい定義はわからないという方もいるでしょう。
そこで今回は、オーガニックコスメの定義やその魅力についてご紹介していきます。
オーガニックコスメの定義とは
◎人だけでなく環境に優しい
◎オーガニックコスメを使う魅力
オーガニックコスメ業界の現状
数あるオーガニックコスメの中から本物を選ぶには?
◎オーガニック認証コスメを選ぶ
◎何を含んだいないか?も大切
オーガニックコスメとナチュラルコスメの違いとは
オーガニックコスメの定義とは?
オーガニックコスメとは、有機栽培された植物由来の原料を使ってつくられたコスメのことをいいます。
化成肥料、化学農薬、環境ホルモンや遺伝子組み換え技術を避けて、土壌の持つ自然の力を活かした有機農業により、可能な限り自然のままの健全な生産を目指します。
化学肥料や農薬などを使用せず、有害となる化学成分を極力省いているため、そうではない化粧品と比較して、肌や体に安心して使うことができます。
人だけでなく、環境にやさしい
オーガニックコスメの本質とは「化粧品の生産を通して自然本来の食物連鎖を守り、サスティナブル(持続可能)な地球環境を守ろう」というものです。
植物原料の栽培の段階から、実際に製品を生産する工場の製造方法まで、地球環境の保全を第一に優先しながら行われているので、肌に使用する私たちの体だけでなく、環境にまでやさしいのが本来のオーガニックコスメなのです。
オーガニックコスメを使う魅力
植物原料の栽培の段階から、実際に製品を生産する工場の製造方法まで、地球の環境の保全を第一に優先しながら行われているので、肌に使用する私たちの体だけでなく、環境にまでやさしいのが本来のオーガニックコスメ。
オーガニックコスメを使うことで、地球にやさしい製品づくりを支えることができるのもひとつの魅力といえるでしょう。
オーガニックコスメ業界の現状
現在では、オーガニックの本質部分を考えず、ただ単にオーガニックの植物原料を成分の一部に含んでいることだけで、オーガニックコスメを称している例もあります。
たとえば、あるコスメの原料が99%化学成分で生成され、残りの1%だけがオーガニック成分だとします。
実際はほとんどオーガニック成分が配合されていませんが、それでも1%は入っているので、オーガニックコスメと称して販売ができるのが国内の現状です。
そこにはオーガニックコスメの本来の目的である環境保全の精神を見ることもありません。
国内の化粧品業界におけるオーガニックコスメの広義の定義では、このような思わぬ落とし穴もあることが否めません。
オーガニックコスメを購入する際にはきちんと成分やそのメーカーの理念を確認し“本質的なオーガニックコスメ”を選ぶ目を養っていくことが大切です。
数あるオーガニックコスメの中から、本物を選ぶには?
オーガニック認証のコスメを選ぶ
オーガニックコスメを見極める方法の1つに”オーガニック認証”があります。
世界にはオーガニック認証を行っている機関がいくつかありますが、
その中でもとくに信頼度が高いフランスに本部を持つ認証機関「ECOCERT」の認証を得ていることは、1つの目安になります。
この基準をクリアするためには製品の原料はもちろん、パッケージの素材などにもこだわらなくてはなりません。
オーガニックコスメの中でも厳しいルールに基づいた生産が行われていることで安心して使えるものを選びたいときの1つの目印になります。
「何を含んでいないか?」も大切
配合される植物原料にばかり目が行きがちですが、「何を含んでいないか」というのもオーガニックコスメを選ぶうえでの大切な視点となります。
フェノキシエタノールやパラベンやなどの肌にとって刺激となりやすい化学防腐剤や合成香料などを含むことを許さないECOCERT認証のオーガニックコスメは、敏感肌にも適していると言えます。
大人だけでなくデリケートな子供の肌にも使えるので、家族全員で同じものを共有できるのも魅力です。
オーガニックコスメとナチュラルコスメの違いとは?
オーガニックコスメに似たものにナチュラルコスメというものがありますが、両者はまったくの別物です。
ナチュラルコスメにも植物由来原料が使われていますが、その植物がオーガニック栽培されているとは限りません。
また石油由来の界面活性剤や合成香料などの化学成分を多量に含んでいても、とにかく原料の一部に植物由来の原料が使われているコスメ全般が一般的にナチュラルコスメと呼ばれています。